私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

「コンビニ人間」と「影裏」

芥川賞受賞作!…を読んだことがなかった。難しそうで。

 

コンビニ人間」を先に読んで、現代の人間の在り方の異様さを突きつけられて驚く。

素晴らしい作品は過去にたくさんあるからそれを読めば良い、と思っていたけど、変わりゆく世相を反映することは、今生きている現代の作家にしか出来ないのだ。

 

「影裏」も期待して手に取った。(電子版だが)

コンビニ人間ほどの衝撃がない。

南部藩ではない岩手県出身なので、作中の盛岡弁が合ってるのか間違ってるのか、とにかく違和感で引っかかる。

最後に出てくる父親は、どんな形であれ、息子の死を受け入れない、逆に言えば生きていてほしいと切実に願っている、ということだろうか。いびつな親子の絆?

正直、ちょっとよくわからなかった。

 

ただ震災前後で文学はやはり変わるんだろうな、ということは「影裏」の受賞から見て取れた。年月をかけて、これから徐々に、文学作品として世に出てくるのだろうな。

 

コンビニ人間

影裏 第157回芥川賞受賞

 

スマホを捨てよ、本を読もう

今朝の朝日新聞に、スマホを使う時間が長すぎると大人は批判するけど、スマホで新聞も読めるし、良いじゃないのよという若い方の投書があった。

 

私も無意識に相当な時間を費やしていることがある。

スマホタブレットがあれば一日中眺めていられる、確かに。

電子書籍も読めるし、何でも出来る。

だから、仰ることはわかる。

 

言いたいのは、そうして仕入れた情報を自分の中に落とし込んで、じっくり考えてみてほしいなということだ。

ネットサーフィンで探すものはおそらく、「正解」だ。

気になる疾患があって、これは何だろうと調べる。

人間関係に悩んで、対処法を探す。

「間違い」たくない。

 

美味しいレシピならばいざしらず、自分のことはオンリーワンで、似たケースはあってもそれはあなたのことではない。

だから、自分でどうするべきか、じっくり考える時間が必要だ。

それにはスマホを握りしめていては、ダメなのだ。

間違っても良いじゃない。

 

紙の本は検索機能がなくて不便だけれど、こういうことかなあと想像する余地を残してくれる。

そして顔を上げて、いま周りで起こっていることを自分の肌でしっかり感じて欲しい。

大人が若い人たちに求めるのは、そういうことだと思う。

寝る前の読書に電子書籍

寝る前のひと時、ゆっくり本を読みたい。

電子書籍タブレットで読もうとすると、ついついネットサーフィンを始めてしまい、結局寝るのが遅くなってしまった。ありがち。

 

kindle paperならその点、ネットが出来ないから読書に集中出来る。

よし、読むぞ。