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私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

マスキングテープカッター

徒然

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期待以上に使い勝手が向上。

セリアで3色入り108円。

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おすすめ。

「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編」読了

書籍

読み終えて驚いたのは、何の疑問も残さずに村上春樹作品が終焉した、という点。

「ねじまき鳥」の改作だろうか、という感じもある。読後感は「騎士団長」のほうが遥かに爽やかだが。

 

第2部で新たに気になった語彙は「1984」と「宗教団体」だったが、ちらと出ただけで伏線ではなかったようだ。

 

第2部で綺麗に幕は閉じられたように思う。万が一第3部があるならば、雨田具彦のウィーンでのエピソードだろうか。「ねじまき鳥」とは違い、その描写はなかった。(手元に「ねじまき鳥」がないので、皮剥ぎの話が第2部か第3部か思い出せないが…)

 

初めて村上春樹作品に挑戦したいという方がいるなら、「騎士団長殺し」から入るのは悪くない選択だろう。

大変面白かった。読み終えてしまったのが残念だが、また以前の作品を読み返す楽しみが出来た。

 

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア」読了

書籍

第1部を読み終えたので、印象など書き留めておく。

 

これは、集大成かもしれない。

 

損なわれた主人公、以前の主人公たちよりも「損なわれた」点を早々自覚している。

一人称は「私」になった。「僕」からの成長?

全てが終わってからの回顧という今までにないスタイル。

ねじまき鳥と同じような井戸。

第二次世界大戦の影、ノモンハン事件を彷彿。

「妹」、ふかえりの面影。

真っ暗な風穴の中で損なわれる妹。

日本画家 雨田具彦。安田靫彦

イデアカーネルサンダース海辺のカフカ

 

「アンチ村上春樹」という存在のことを耳にした。

村上春樹作品を必要としないタイプの人もいるだろうなと思う。

必要とする人たちは、多分、自分に不足があるのを感じている人だと思う。

村上春樹は自己意識に深く潜って作品を書いているそうだが、個々の意識の深いところには何故か人々に共通のものがある。

作品を読むことで、不足を感じている人たちは村上春樹を導き手としてそれを探しに行く。

そこが村上春樹作品の本質だと思う。(スコッチとかスパゲティではなく)

満ち足りた人たちは、その過程に意味を見出さない。

そういうことかと思う。

 

第2部がどうなるのか、純粋に楽しみだ。

 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編