私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

「コンビニ人間」と「影裏」

芥川賞受賞作!…を読んだことがなかった。難しそうで。 「コンビニ人間」を先に読んで、現代の人間の在り方の異様さを突きつけられて驚く。 素晴らしい作品は過去にたくさんあるからそれを読めば良い、と思っていたけど、変わりゆく世相を反映することは、今…

スマホを捨てよ、本を読もう

今朝の朝日新聞に、スマホを使う時間が長すぎると大人は批判するけど、スマホで新聞も読めるし、良いじゃないのよという若い方の投書があった。 私も無意識に相当な時間を費やしていることがある。 スマホ、タブレットがあれば一日中眺めていられる、確かに…

寝る前の読書に電子書籍

寝る前のひと時、ゆっくり本を読みたい。 電子書籍をタブレットで読もうとすると、ついついネットサーフィンを始めてしまい、結局寝るのが遅くなってしまった。ありがち。 kindle paperならその点、ネットが出来ないから読書に集中出来る。 よし、読むぞ。

orange

前から気になっていたorangeが完結のためか、半額セール。 高校生の気持ちを理解するのに必要だとか理由をつけて、全巻大人買い。 名作だ!! パラレルを用いることで、ありがちな矛盾点に悩むことなく、ストレスなく読める。 パラレルであることによって、…

アイアムアティーチャー

非常勤講師だけれども。 他の仕事も掛け持ちして忙しい専任の先生方とは違い、授業さえすれば良い講師。 教材研究の時間は授業時間以外全部。 よって、四六時中次の授業どうしよう、こうしよう、ああしよう、と考えている。 息抜きをして教材研究を怠ったら…

ドラえもん「雲の王国」を十数年ぶりに観て思う

amazonプライムビデオで今年もドラえもん映画を放出している。 多分期間限定なので観られるだけ観ておこうと、主に晩御飯の支度中に観ている。 今日は「雲の王国」を鑑賞、我が家で一番好きだった作品。 妹と一緒に何度観たかわからないほど。 十数年ぶりな…

マスキングテープカッター

期待以上に使い勝手が向上。 セリアで3色入り108円。 おすすめ。

「騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編」読了

読み終えて驚いたのは、何の疑問も残さずに村上春樹作品が終焉した、という点。 「ねじまき鳥」の改作だろうか、という感じもある。読後感は「騎士団長」のほうが遥かに爽やかだが。 第2部で新たに気になった語彙は「1984」と「宗教団体」だったが、ちらと出…

「騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア」読了

第1部を読み終えたので、印象など書き留めておく。 これは、集大成かもしれない。 損なわれた主人公、以前の主人公たちよりも「損なわれた」点を早々自覚している。 一人称は「私」になった。「僕」からの成長? 全てが終わってからの回顧という今までにない…

「私たちは生きているのか?」読了、思うことなど。

今日は一日中、教材研究で中島敦の「山月記」に取り組んでいた。 人間が人間の問題を考える時、媒介するものが「人間ではないもの」である事が面白い。 そして人間の定義は?とも悩ませられる。 虎になった李徴も、森博嗣ワールドのウォーカロンも、私たちの…

「老いる家 崩れる街」住宅過剰社会の末路

「現在約800万戸の空き家が 15年後には 2100万戸を超える… 3戸に1戸が空き家に!あなたのまち、将来、本当に大丈夫ですか?」 衝撃的な帯。 我が家(分譲マンション)は、街の中心部にある駅までは車で15分という比較的「新興」の立地にある。 街の中心部はよ…

学ぶ

今年度、某地方国立大学で、科目等履修生として前期3つ、後期3つの講義と、夏休みに集中講義を1つ受講した。今日の試験で全て終了した。 学ぶことの喜びと幸福を味わうことが出来て本当に良かった。現役の時には気づかなかった。勿体無いことをしていたもの…

「俺の話を聞け」

「♪タイガー&ドラゴン」ではないけれど… 私は教員免許所持、かつ添乗員資格もあるというおかしな経歴を持っているのだが、添乗の時にこう思った。 「人の話を聞く能力は、子どものほうが高い」 学校で先生のお話をきちんと聞く。子どもは慣れているので静か…

寝る前に、詩歌

寝る前に本を読みたい。 でも続きが気になるようなものはダメだ、夜ふかししたくなってしまう。 詩や短歌、俳句がいい と最近気づいた。 どこから読んでも、どこまで読んでもいい。 開いたところを読めばいい。 詩歌は小説とは違って、自分の頭の中で再生す…

ノートのこと

昔から、ルーズリーフが好きで、いわゆる大学ノートはほとんど使わないで来た。 しかし、今勉強していることはノートのほうが向いていそうだと思い、あえてキャンパスノートを買って来た。 ルーズリーフだと書くときに片面片面の繰り返しだが、大学ノートは…

「本へのとびら 岩波少年文庫を語る」

宮崎駿監督が少年少女のために岩波少年文庫から50冊を真剣に選んだ。 意外にも、これらの本を読んだのは大人になってからだという。 震災後はファンタジーを作る気になれない、とも語る。 めでたしめでたしのファンタジーにとっぷりと安心して浸る子ども時代…

「蜜蜂と遠雷」

恩田陸作品は、「チョコレートコスモス」以来。 チョコレートが「ガラスの仮面」で、まだ途中までしか読んでいないがこちらは「ピアノの森」が近いか。 風間塵のキャラクターが、もはやファンタジーの世界。 16歳という年齢設定が失敗なのか?15歳ならまた違…

「チェルノブイリの祈り 未来の物語」

2015年のノーベル賞作家、スベトラーナ・アレクシェービッチによるドキュメンタリー。 通常、証言集、ドキュメンタリーならば本の冒頭部に事実関係がまとめられるものだと思うが、この本で「事故に関する歴史的情報」として掲載されているのは全ての証言の後…

「文学としてのドラゴンクエスト」

1986年にIが発売されて、30年愛されている国民的ゲームを「文学」という観点から紐解いた本書。シナリオライターの堀井雄二氏が早稲田大学で村上春樹の後輩にあたることに注目し、ドラクエと村上春樹作品の比較をするパートがメインになっている。 主人公に…

「陰翳礼讃」と ゆく年2016

「陰翳礼讃」で今年の読書は終了となった。(「女のいない男たち」も読んだけれど再読だし、感想はまた今度) 昔「春琴抄」あたりは読んだことがあり、谷崎潤一郎はちょっと耽美がすぎる変態文豪というイメージで食わず嫌いだった。しかし、「文豪失格」で谷崎…

バーナード嬢曰く。が猛烈に面白い。

少し前に、面白そうと思っていたら、読書家の先輩がこれは面白いと紹介していた。 漫画にも、出逢い、があると思う。 Amazonで50%還元だったのでやっと入手。 面白い! あっというまに3冊読んでしまった。 (本の内容をすっ飛ばしているので、再読が必要) な…

そこで終わるか…「明暗」

良いところで終わってしまった。「明暗」。 この作品の顛末も、その後どんなものを書いたのかも、想像の余地を遺してくれたことになるかもしれない。奇しくも100年前に連載が終了した日にちょうど読み終わったらしい。意図していなかったので驚いた。なにか…

100回目の漱石忌

今日12月9日は漱石の命日。 今年はちょうど100年目ということで、NHK-BSではここ最近、過去の漱石特集のアンコール放送や新作の特番をたくさん放映している。 録画出来なかった番組もあるし、HDDの容量もかなり際どい。なかなか難儀した。 姜尚中氏がイギリ…

国語?

「そんなつもりで言ったんじゃない (、僕は右翼じゃない)。」それはわかる。しかし解釈は読み手、聞き手に委ねられている。発信者は、自己の意図をなるべく正確に届けられるように努力をしなければならない。言葉を学ぶというのはその手段を得ることだ。他者…

ジェイ・ルービン著「村上春樹と私」

村上春樹作品に人々が何故惹かれるのか。 私はそれを知りたくて村上作品を読んできた。 ジェイ・ルービン氏は「英語で読む村上春樹」出演されたこともある、村上作品を手がける翻訳者だ。 確か村上春樹作品の英語版の翻訳者は3人だったと思うが、英語版がな…

ステンレスボトルの塗装をガムテープではがした話

いつ購入したか思い出せないが、4年ほどは愛用しているサーモスJNL350のバーガンディー。 綺麗な色だったのに、塗装が剥げて残念なことになってきた。 調べたところ、「塗装はがし」なるものが売っているらしい。 でも臭いらしい。それは、嫌だなあ。 それに…

「プリンセスメゾン」に惚れ込む

予備知識なしでドラマのCMをたまたま見た。 畳の部屋にゴロンと転がって、通帳を見て満足そうにニンマリ笑う女の子。 (な、なんだ何事だ。) ドラマが始まる日の新聞の「試写室」にも、「プリンセスメゾン」。 (これは、私はこの作品に呼ばれている?どんなド…

アニメーションについて

日曜の夜にNHKで放映された宮崎駿監督のドキュメンタリー番組で、考えさせられる一コマがあった。 人工知能でキャラクターを動かす技術です、と某有名IT企業が宮崎氏に会いにくる。 実例として画面上で動くゾンビを「面白い動きをするんです」と某社長。 し…

年賀状の季節、到来。

毎年、年賀状をやりとりしている。 35枚くらいの規模なので、大したことはない。 ないが、パソコンで刷るので、たかが35枚、されど35枚。 半数近くがFacebookで日々何をして過ごしているかさえ把握出来る面々になった。 半数は年賀状だけのお付き合い、でも…

5年後の自分、5年前の自分

はてなブログ5周年ありがとうキャンペーンお題第2弾「5年後の自分へ」 5年後? 2011年の11月、私は28歳で、新しい車を5月に買って、ローンではないけど父に借りたお金を毎月返済していた。10月にはカンボジアに行った。 4月から新しい仕事を始めたばかりで、…