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私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

「漢文の素養」「漢文力」読了

書籍

齢三十を過ぎて、また大学に通うことにした。

仕事を辞めて時間が出来たので、取り損なっていた高校教諭の免許を追加で取得しようと思い立った。

漢文学概論」なる授業を取ったのだけれど、漢文、中国史、今までどうにも興味がわかなかったので、苦手意識。

入門書を読んで、まずは親しもう!と、旦那氏の本棚から拝借。どちらも加藤徹著。まずは比較的読みやすいという「漢文の素養」に着手。

何故、日本人なのに漢文を学ばなければいけないの?

日本人は、朝鮮やベトナムとは違い、外国語としてでなく自国語で漢文を読めるようにした。日本の文学の素地は漢文である。

ナルホドー。

 

続いて、「漢文力」。

堅い内容かと思いきや、つまり中国故事名言集。

タイトルで損をしている気がする。
「人生で大切なことは全部漢文から教わった」という感じ。(もう流行らないか?)

良いことがたくさん書いてあって、人生迷ったらこれを指南書にすると良いのではと思う。

 

『漢文を読み、そこに展開されている古人の思想を追体験することによって身につく力。歴史や宇宙など、より大きい時空のなかに自分を位置づけ、明日を生きるための設計図を描く力。それを本書では「漢文力」と呼ぶことにします。』

はじめに

 

『歴史が古く規模も大きい中国文明は、それだけで完結した一個の「小地球」の観がありました。今日、人類が地球規模で直面している諸問題の大半は、すでに中国文明で経験済みです。』

P140(単行本)

 

おそらく、ビジネス書コーナーにごまんとある啓発本を読むより、数冊の中国思想家の本の方が深いだろうなあ。

 そう思いながら、次の「老子荘子」にすでに取り掛かっている。

学ぶことだらけだなあ。

 

漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)

漢文力 (中公文庫)