「あらすじ名作劇場」の「若きウェルテルの悩み」の回を観る。
ストーカー男が、自殺をするというホラーだったことがわかり、衝撃を受けている。
読んだことがあるのだけれど、きっとその時も え?とは思いつつ、いや、ゲーテという凄い人が書いたんだから素晴らしく、悲しい話なのだ、と思い込んだのかもしれない。
ストーカー怖い。
そしてたまたま「侏儒の言葉」で芥川がこの話についてこう述べているのを見つけた。
「多忙
我我を恋愛から救うものは理性よりも寧ろ多忙である。
恋愛も亦完全に行われる為には何よりも時間を待たねばならぬ。
ウェルテル、ロミオ、トリスタン-古来の恋人を考えて見ても、彼等は皆閑人ばかりである。」
良い事言うなぁ。
やはり、若いうちに、わからなくても良いからとりあえず本は読んだ方が良いようだ。
悩みなんて、昔から皆同じなのだ。