私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

「西方の人」から「聖☆おにいさん」まで

合唱を続けて今年で17年。

宗教曲はこの分野を語る上で避けては通れない道なので、自ずとキリスト教には関心を持つ。

関連書籍を幾つか、芋づる式に。

 

西方の人」の皮肉な論調から思い出したのは、同じく芥川の「神神の微笑」。

「我々の力と云うのは、破壊する力ではありません。造り変える力なのです。」

漢文を、中国語から日本語に造り変える力を持っていた日本人、日本という国は、神様さえ造り変えてしまう。

いや面白い。

 

連想で思い起こされる、遠藤周作「沈黙」。

こちらは重い。

しかし「神神」に共通する「造り変える」の日本・日本人像も描かれる。

(余談だが、映画が今年公開予定とのこと。ぜひ観に行こうと思う。

 遠藤周作の「沈黙」を映画化するM・スコセッシ、台湾でクランクアップ - 映画ナタリー)

 

同じく遠藤周作氏の「イエスの生涯」「キリストの誕生」も、理解に役立つはず。

 

いずれも未読の方が興味を持たれたならば、以下の順に読まれることをお勧めする。

聖☆おにいさん」はどの時点で読んでも良いが、予習してから読むととても面白い。

 

考えてみると近年、国際化とは言うが、日本ではあまり積極的に関わる機会のない話題だ。

知っておいて損は無い。無論この事はキリスト教に留まらないが。

 

イエスの生涯 (新潮文庫)

キリストの誕生 (新潮文庫)

奉教人の死 (新潮文庫)(神神の微笑)

侏儒の言葉・西方の人 (新潮文庫)

 

番外編 

聖☆おにいさん(1) (モーニングコミックス)