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私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

源氏物語を学ぶ

大学は夏休みに入ったが、集中講義のため4日間一日中座学をしてきた。

(日程が判らず登録しなかったので、聴講。)

女性の外部講師の方だが、源氏物語を専門にされると、皆さんああいった優雅な雰囲気を纏うのか、優雅な方が源氏物語を専門にされるのか・・・

 

近代が好きというか古文は好きでないというか、苦手意識がある。

文法の暗記が辛かった記憶のせいかもしれない。

しかし今回はたいへん興味深く講義を聞くことが出来た。

 

鼻もちならない女だと嫌われがちな清少納言だが、「枕草子」は定子中宮が素晴らしい女性であることを言いたくて書かれたもの、という説が出てきていると知り、そういう観点で読んでみたいと思った。「香炉峰の雪」もそう聞けば納得。

またそんな清少納言への批判の先駆けとなった「紫式部日記」の清少納言批判のくだりは、きらびやかだった定子のサロンへの人々の称賛を打ち消し、彰子のほうが素晴らしいのだと思わせるプロパガンダとして書かせられたもの、かもしれないという。

教える際にめったなことを言えないなと思う。

「嫌な女の書いた枕草子、嫌だな」と読まなくなってしまうのはもったいない。

 

始めのうちは平安時代の背景をイメージ出来るような説明もたくさんしてくださったが、後半は源氏物語のストーリーをひたすら説明する内容となったのは少々残念。

読んでいることを前提に、なにか章段を掘り下げてもらえたらより深められたと思う。

しかし15コマ一気にというのは挽回も効かなくなるし、ご苦労があろうと思う。

 

あさきゆめみし」文庫版を高校生の時に全巻よくわからないながらも読んだ。

今回パワーポイントでストーリー説明をされる中で「あさきゆめみし」の切り抜きが多数取り上げられたのだが、あの登場人物たちが白目になる場面が大写しにされると、笑いを堪えるのが大変だった。勘弁していただきたい。

(もっとも若い学生諸君の関心は瀬戸内寂聴氏の写真だったようだが。

寂聴さんだ、なんで?という声が聞こえてきたが、彼女が全訳に取り組んだことを知らないのかもしれない。)

 高校の頃わからないまま読んだ「あさきゆめみし」、読み返したい。

応天の門」も読んでみたい。

応天の門」を読んだ友人に「阿・吽」も勧められたが、試し読みはしたものの、ちょっと私は読めなさそうだ。

 

ひとまず角川ソフィア文庫源氏物語は買ってきたが、桐壺更衣の亡くなった記載の見当たらないまま藤壺が出てきたので、少々内容に不安を覚えている。

 

源氏物語 あさきゆめみし 完全版(1) (Kissコミックス)

応天の門 1巻

源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

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