私設Blog「黒曜石の図書館」

本、言葉、文化にまつわるエトセトラ。

「ソフィーの世界」

今週のお題「プレゼントしたい本」

 

 中学1年の時に、話題になってるらしいと父が買ってきた。

私の本は私の本、父の本も私の本ということで、詳細は忘れたが父よりも先に読ませてもらったかもしれない。

 

冒頭は哲学もまだシンプルでわかりやすく、ソフィーの物語の展開を楽しんで読み始めることが出来る。

中盤で仕掛けが発覚し、とても驚く。驚きつつも、本を捲る自分もまたさらに、誰かの物語に生きているのではないかと、人生観が揺さぶられる。

終盤の近代哲学まで来ると、中学生の手には負えなかった。いつかわかる日が来るだろう、わかる大人に早くなりたい、とムズカシイところは斜めに読んで、ソフィーの行方を追いかけた。

 

続きが気になって夜更かしをしてしまった、初めての本がこれだった。

その後、何度も読み返しているし、「無人島に一冊だけ持っていくなら?」という質問をもしされたら、候補の一つに挙げるだろう。

高校で倫理を習う前に、ぜひ読んでおきたい。

広い世界が見えて来る、そういう本だ。

 

先日「大人も子どもも、今読むべき「モモ」 - 黒曜石の図書館」を書いたが、こちらも捨てがたい。

年齢によってどちらか。

あるいはどちらも。

(モモは愛蔵版ならなおさら嬉しい。)

私は誰かに贈る予定は今のところないが、自信を持っておすすめしたい。

 

ソフィーの世界